カメラマンとエディター、そしてファイナル・プリント

2046

AlloCineを見ていると『2046』のフランス人とのコラボレーションに関する記述があります。長年に亘って『ポンヌフの恋人』などのカメラマンとしてレオス・カラックスとコンビをくんだ後にハリウッドへ渡り、ニコール・キッドマンアンソニー・ホプキンス主演の『白いカラス』が遺作となったJean-Yves Escoffierに代わってなのか、『ポーラX』のカメラマンのエリック・ゴーティエがチーフ・オペレーターとして参加しているということです。彼はJean-Yves Escoffierがハリウッドに渡ったあとのレオックス作品でカメラマンを担当していて、オリヴィエ・アサイヤスともよく仕事をしています。『イルマ・ヴェップ』や今回カンヌに出品している『Clean』とヴァルテル・サレスの『The Motorcycle Diaries』、現在日本で公開中の『ゴッド・ディーバ』のエンキ・ビラルのSF作品『ティコ・ムーン』も彼の撮影によるものです。

イタリアのサイトではエディターとして、ウィリアム・チャンとジャコポ・カドリの名前があります。ベルナルド・ベルトルッチの近年の作品やチャン・ユアンの「ただいま」の編集を担当しています。


カンヌで今年セレクトされたフィルムは、遅くとも5月8日には映画祭本部によって信用された海運業者の手に渡らなければならないのですが、毎日新聞によると「7日夜、フランス政府の失業保険制度改革に抗議する演劇人グループが出品予定の映画作品の輸送を一時、妨害した」とあります。関係者は冷汗ものだったでしょう・・・。