アン・リー アカデミー賞監督賞受賞

遅ればせながら、アン・リー監督、アカデミー賞監督賞受賞おめでとう!アジア人初だそうです!!めでたいのでここらで受賞スピーチを。


「いくつもらっても嬉しいよ!
実在はしないけど二人の主人公に感謝します。
彼らが生き生きと描かれたのは、アニー・プール(原作者)、ラリー・マクマートリー(製作&脚本)、ダイアナ・オサナ(製作&脚本)のおかげです。
イニスとジャックは、社会に受け入れられない同性愛者の愛と苦しみだけではなく
人の愛情のすばらしさを教えてくれました。
ありがとう。(会場から盛大な拍手が)


アカデミーに感謝します。
フォーカス・フィーチャーズの皆さん 
D・リンディ、J・シェイマス、B・ポラド、I・シュレック、J・ダペロ、D・リー
本当にありがとう。


妻ジェーン・リンと息子のハンとメイソンにも感謝です。
撮影中 私を支えてくれました。

この映画は誰よりも 亡くなった父に捧げたいと思います。

最後に母と台湾、香港、中国の皆さんに感謝します。」


最後は中国語で締めくくったアン監督のスピーチでした。
それにしても、アカデミーはやっぱり保守的なのでしょうか。ゲイのカウボーイ・ムーヴィーに作品賞はあげられなかったんですねぇ。プレゼンターを務めたジャック・ニコルソンが作品賞受賞は「クラッシュ」と読み上げた瞬間 会場からどよめきが起こってましたね。ニコルソン本人も驚いてました。それもそのはず。彼も「ブロークバック・マウンテン」に投票していたひとりだったからです。アフター・パーティ会場でインタビュー受けたアン・リーも、この映画がいろんなところで作品賞を受賞していたから少し残念ですねというようなことを言ってたと思います。


写真は’93年のベルリンにて。「ウェディング・バンケット」のみなさん。ここからいろいろ始まったのですね。