ムービープラス、カンヌ映画祭特集!。オープニング in レッド・カーペット

Diarios de motocicleta

毎年カンヌ映画祭の開会式、授賞式をTV中継しているムービープラスでは「BEST OF 2046」と題して、『2046』にスポットを当てて、記者会見やインタビューなど『2046』のハイライト映像をたっぷりお届けしてくれるそうです!


レッドカーペットのもようは開会式の1時間くらい前から中継しています。映画に携わるあらゆる職業の人々や、映画通やかなりのヨーロッパ通でないとわからないセレブからハリウッドスターまで、様々なセレブがここを通ってメイン会場であるパレに入場していきます。たとえ知らないセレブであってもドレスやらメイクやらで楽しめたりします。カンヌ国際映画祭は国も援助しているので、フランス文化大臣やカンヌの市長もオープニング・セレモニーに参加します。カンヌの良いところは、国が関わっていてもこういったお偉方が長いスピーチをしたり口を出したりしないところです。日本にももっと文化事業に力を入れてもらいたいものです。
Juryと呼ばれる審査員たちが到着すると、レッドカーペットはまさにフラッシュの嵐です。そんな中パレエントランス付近の大階段で審査員団を迎え入れるのは、カンヌのボスであるジル・ジャコブ総裁と、いつもその傍らにいるヴェロニク・ケイラ総代表、そして2001年からセレクションの責任者となった芸術監督のティエリー・フレモー氏です。彼らはアジア映画を国際市場に招き入れた映画人でもあります。そしてwkwの悪名高き延々として進まない制作スタイルを尊重し、作家性を重んじ、芸術に対して寛大な評価をする人たちでもあります。
最後に入場するのは名誉あるオープニング作品に選ばれた作品の監督と出演者たちです。今年はペドロ・アルモドバルの『バッド・エデュケーション』が選ばれました。主演は、個人的に一押しのガエル・ガルシア・ベルナルです。コンペ出品の『モーターサイクル・ダイアリー』とガエルは2作品の参加で、若手ながらアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『アモーレス・ペロス』やアルフォンソ・キュアロン監督の『天国の口、終りの楽園。 』などの良作に出演しています。演技の評価は高いので男優賞有力候補可能性もありでしょう。彼らが入場し終わるとやっと開会式がはじまります。